2014.8 カムイエクウチカウシ八の沢カール泊



冒険好きで体力有り余るオジサンからのお誘いがありの訳で・・・



オジサン、いい歳ぶっこきながらスケボで捻挫の身で参戦。
しかも沢靴&登山靴持参しているのになぜか東京靴流通センターで購入したという3千円の靴のみでトライするらしい。
大丈夫なのかなぁ、行けるのかなぁ?
まあ、自分も50%オフの登山靴もどきと便所サンダルでのトライなんだけどね。
ということで、目的を八の沢に釣りしに行くことにして、
ついでにあわよくば日高第2峰カムイエクウチカウシ1979mにサラっと登ってみる、ってことにしましょう。
それならば途中で敗退しても悔しくはない、ハズ!




出だしから暗いよコワイよ〜




八の沢出会いの地ではカンパー達が色とりどりのテントの花を咲かせてました。
我々ルンペンカンパーは隣人に迷惑をかけぬよう、隣人のいないところに向かいます。




八の沢は雪崩か土砂崩れで前回来た時と全く様子が変わってましたね。




迫力のある雪渓。





三股までなんとかこれましたよ。
でも暑くて重くて死にそう。
ココまで来たら夢のカール泊でしょう。




三股からは急斜の連続できついんですわ、しかも迷いやすい。
今回は2回目ということもあり、カムイエクウチカウシ様をまったくナメてかかり、
下調べナッシングでやってきました。



そんな不遜な態度の無礼者にはY字沢で間違った方向にコマを進めさせられます。
水量の多いほうの沢を何も考えずに登っていくと、だんだん険しくなり、
例の「もしかして間違ってるんじゃない?」的な疑問が浮かび上がり・・・
降りるのにもタイヘンなとこまで来て気づきます、「やっちまった」と。
日没まであと2時間半、焦ります。
昔読んだ山のマニュアル本には「もし山で迷ったら、わかるところまで戻れ!」と書いてあったことを思い出し、
マニュアルに従い事なきをえました。
マニュアル本は忘れた頃に役立つことがわかりました。
そのうち昔読んでいたポパイとかが役に立ち、女の子にモテるようになっちゃうかもしれません。





なんとかデンジャラスゾーンを日没前にクリア。





安堵〜
しかし、膝捻挫&2泊道具担いでよくこんなとこに来れるね、オッサンの体力がコワイよ。



安堵も束の間、カールお約束のマー君登場。
お食事中につき、我々に気づいても逃げません。
こんな時は、そばにある福岡大事件のレリーフは敢えて読みません。。




独りだったら心細いけど、2人だから心強い、かかってきなさい、クマ。
こっちには小魚さばき用のチビナイフがあるんだからな。
ってな訳で、クマは居ないこととしてテント張ります。
我々二人だけの貸切カールです。



焚き火deビルーatカール。
夢の中。
しかし、テントの後ろのヤブから明らかに大型動物が歩く「ザッ、ザッ、ザッ」という音を聞いて現実に引き戻される。
お酒が足りないんだね、もっと呑めばそんな些細なことは忘れられるよね。




二日目

朝焼け
無事でなにより。




膝がイタイイタイのともんたさん、荷物をいかに減らすか相当試行錯誤したようですが
気づいたらなぜか缶コーヒー3本がリュックサックに紛れ込んでいたようです。
俺ならスゲー腹立つ、自分に。

カムイエクウチカウシをバックに超貴重な缶コーヒーを呑む漢。






カール全景

カムイエクウチカウシ山についでに寄ってきます、ついでに。





ハイマツがウザイんですよ、フトモモをバシバシ無遠慮に鞭打ってくれるんでわ。




八の沢カール側はスパッと切れて高所恐怖症のワタシには怖いんですわ。





カール泊まりの特権としてカムイエクウチカウシ山貸切のほか、クマさんとの遭遇もオプション付き。
本日最初のクマさんは山頂日高側斜面にいたこやつ。
こっち見てるよ〜



子連れでした。
ビビッて様子見てると向こうもビビッて逃げってった。
が、逃げる途中で小熊が斜面をずり落ちた。
これはまさに「カムイエクウチカウシ」の名の由来とするとこか〜、と感動した。
感動したのはウソで、ずり落ちた小熊を助けに母クマがブチ切れ特攻でこっちに向かってこないかヒヤヒヤでした。




花畑。
このあとも稜線に1頭、遠くの斜面1頭、この日は計4頭目撃。
さすが日高!



気持ちよく頂上ついたさ。




日高の山々が全て見えるよ。
素晴らしいのでウダウダ長居。





ゆっくりまったり下山。
本日は八の沢の適当なとこで泊。
釣りして魚喰らう。
なんでこんなにウマイのかな、釣った魚は。




月夜。
沢は焚き火し放題。
焚き火に放火魔並みの愛着を持つワタシとしては天国。




3日目
あとは下山するだけ。
今日も天気で暑い。
川がすごくキレイ。



今回お世話になった杖。
滑らかな曲線といい素晴らしい一品でした。
捨てて帰るのが誠に惜しいのですが、特定の杖と長い関係は持ちたくないのでおサラバです。一期一会。





下山後、体力有り余るトモンタさんが広尾でサーフェンキャンプする言うので付き合います。
ルンペンキャンプに慣れた身にとって、キャンプ場でのシチィーキャンプが素晴らしく快適なものでした。

疲れた〜


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