2017.2 目くらましの沢で雪崩


暖気の後の冷え込みからの降雪。





バっフバフなんだけど谷底のところどころに氷化バームクーヘンあり。
それが程よい緊張感となり気持ちよし。






あまりにも気持ち良かったので、登り返して谷側壁の急斜面を滑ることにした。






登ってる最中うしろを振り返ると、崖オヤジと崖青年がこのクリフを眺めていた。
まるで裸の女を見るようないやらしい目をして。

許しませんよ、こんな山奥でアブナイことするのは。許しません。。


まあ、そんなこんなで期待と股間を膨らませながら急斜面を登っていました。
雪の状況は暖気で固くなった層の上に30センチくらいの密度の低い新雪だったし、
さっき滑った斜面の出だしは崖に近い急斜面だったけどなんともなかったし、
雪崩れてもスラフ程度で済むかなと思い、近道の急斜面を登りました。
稜線まであと2mのところで最後のジグを切ったところ雪面にクラックが。
稜線直下は風の影響でそれまでの雪質から変化し、
若干密度の高い雪質に変化してた模様。
幸いクラックは広がらなかったので、あと数歩で稜線に上がれる、との油断から、
後続が安全地帯に入るのを待たずにもう一歩踏み出した途端、
一瞬でクラックが広がり、自分の足元より下の斜面全体があっという間に動き出した。
後続の3人は自分より2m下方の斜面端に居たのだけれど斜面全体が雪崩れたので
雪崩発生と同時に急斜面へと吸い込まれていった。
見失ったらまずいと思い雪崩を追いかけるように斜面を下るが、
シールを付けているのと斜面がガリガリになったことでうまく降りられない。
巻き込まれた3人は雪崩直前はほぼ同じ場所に居たのに流されるスピードに差があり、
崖君にいたっては見えなくなるくらい先に流されている。
最初のうちは視界良好で流され人を目視できたが、
そのうち雪煙があがりだし、先頭の崖君を見失いそうになる。
幸い崖君を見失う一歩手前で雪崩は止まった。
地形が谷の手前でいったんノール状となって緩くなっていたため、
そこで流速が落ち、
谷底までいかずに済んだ模様。
谷底まで流されていたら埋没していたのだろう。
しかし結構流された。GPSによると崖君は130mライドしたとのこと。


事故後の聞き取り調査によると崖君は流されている途中、マニュアルどおりに口を手で塞いでいたらしいが、
手蒸無夫氏はテムレス履いた手で必死に雪面に爪を立て流されることに抵抗してたそうだ。
この違いが二人の流され度合いの差の要因だったらしい。
とにかく流されたときはなんらかの抵抗をしたほうがよいということがわかった。


物質的損失は、崖君の自作ポールロスト、
手蒸無夫氏のクライミングサポートぐにょり。
精神的損失は皆の心。


ここで折れた心のまま帰ってしまうと傷が長引くので、登り返して心の傷を癒すことにする。
山で傷ついたら山で癒せ





雪崩で最も流された崖君。
某SNSでキツネさん付き自作ポールを自慢してたようだが、雪崩で子ギツネの方をロスト。
そんな心に傷を負った青年にナチュラルファットポールを特別に支給。
がっかりすんな、似合うぞ。仙人みたいで。
今度はそのファットポールにキン消しフィギアでも付けるがよい。ベンキマンでもな。





そんなファットポールを使いこなす崖君。
そこまでして自分撮りするなんて、どんだけ自分好きよ。





心に傷を負った我々に必要なのは、心を癒す疎林系メロー斜面。
心のサナトリウムでボッキリ折れたハートを癒すのだ。






癒し斜面滑降で平常心を取り戻し、最後はデザート斜面でヒャホーする。
雪崩でヒザをやられた(らしい)手蒸無夫さん。
ヒザをやられた割には飛んでるやんけー










今後も自分を戒める。つもり。








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