愛別岳北斜面〜2112m


6月2週目にしてようやく開通。






久しぶりのギュウ詰め。
色あせた秀岳荘バックがやたら目に付く。
とくにリンタロはバック、リュックの2つとも秀岳荘。
この調子だと秀岳荘セカンドバックや秀岳荘ウエストポーチとかも持ってんだろなぁ。



開通後最初の日曜とあって安足間方面はいっぱい登ってる様子。
混んだとこイヤだから愛別岳なんてどうすか?、との提案に「どっちでもいいよー」との返事。
今、いいよって言ったよな、確かに言ったよな。




しょっぱなからこんなカンジ。

たぶんこの時点でナナさんの頭の中で悪魔が「帰ってビールでものんじゃえよ」って囁きかけていたと思われます。




ヤブのお次は今度は川。
出発から標高差50mくらいしか来ていないのにもはや乗組員からチラホラ不平不満が聞こえてきます。




2本目の川をスキー梯子でクリア。
この頃になると唯一の女子乗組員が、航海を中止し、港に引き返そうと仲間をそそのかしだしました。
それに呼応し、坊主頭やグミ太郎など2等水夫が「もーいんでない」とか「もーヤダ」とかそれとなく周囲に聞こえるような独り言を言い出します。
「腐ったミカンの方程式」がふと頭に浮かびます・・・



いつまでたっても滑る斜面が見えないことに苛立つ乗組員達・・・・
「ノーモア愛別!ノーモア愛別!」とのシュプレヒコールも湧き上がっています・・・
女子乗組員から「大斜面ってどこ〜?」って聞かれたたんで、冗談でヤブ斜面を指差したら、何か意を決した表情を浮かべました・・・

これはヤバイ・・・反乱が起きる・・・
即座にチキケン船長に報告。船長からゴマカシの言葉でなんとかなだめてもらいます・・。




なんとか愛別岳北斜面きましたー
素晴らしい斜面でーす
これで少しは反乱勃発の時間稼ぎができるでしょう



6時間半かかってようやく山頂に・・・・




永山の尾根



ナナマル卿によって危うくダークサイドに引きずり込まれそうになったグミさんもなんだかんだ言って登頂。




天気良→脱。これ至極当たりまえ。自然。ナチュラルなこと。




遅れをとること30分。ナナマル卿もなんだかんだ登頂。
最後はナナマル卿、自分の中の暗黒面に打ち勝ちました。





全員で記念撮影できてよかったですよ



レアなビック斜面を喫満。




グミさん。そういやテレ1年生なのに愛別滑ってるのが不思議でやんす。




セツ。「二度と登んね」宣言してたけど、羊蹄みたく数年後には山頂でカンプしてるかもよ。




ナナマル卿。
結局登っちゃうあなたはスゴイ!




リン。撮影サンクス




北斜面の半分。
この大斜面にハイシーズンに来るにはどうしたらいいだろう・・・



エリ。なんかターミネーターみたいな迫力あんね。




本日のルートで一番の急斜面。斜度はなんとかなるんだけど、ケモノのウンコだらけでシールがクソまみれになるのが難点。
そんなクソ天国で転んだリンタロさんはクソだらけになったと思われる。これ以降、彼とは距離を置くとする。





日暮れも間近。川は融雪で増水。なんとかクリア。




日暮れの愛別岳。



日没数分前でなんとか帰還ー。


「つらいほど 思ひ出残る 山歩き」





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