積丹岳 1255m
いろいろ思い出ができました。

登山道ではなく北尾根の最短コースで。


 遠い山なので最短コースを研究してたら

航空写真に地図にない新建造物を発見。

建物があるなら道もあるさっつーことで来てみたら
ばっちり除雪もされてる。結構距離稼げた。
10:00出発。

「立派な橋」までかかっている。

しかもタランボ林まである。芽はなかったけど。

非常に暖かい。流量も多くなってきている。
なんかやらかしてくれるだろうとカメラを構えていると
案の定、汗拭きタオルを川に落とした。

3本目の川。ここでもカメラを構えていると、
長い人が渡った瞬間に落橋。

出てきちゃったよー。この足跡発見以降、
木の根とか全ての黒っぽいものがソレに見える。

本日の主人公。汗かいてアセモ発症。
雪で冷やしている。

2時間くらい経ってくると足ふらつく人が出始める。
長い人がズルズル落ちていく。

樹林帯を抜けると急激に風が強くなる。
向かい風で非常につらい。皆、もうやめようよオーラを出し始める。

ビッグ斜面を目の当たりにするとなんか怖くなる。

稜線はハイマツがびっしりで歩けない。
何回も吹き飛ばされそうになる。
エリーさんは相当衰弱し、もうやばそう。
遅れがちになる。「エリートさんは来ていますか?」

13:40山頂到着。休憩含めて3時間40分
なかなか長い。滑川セツ太郎は「もう二度と登んね100名山」の
一つにこの山を加えた。
爆風のせいで立てません。

中央は余別岳。左のボウル上とんがりはポンネアンチシ。
スーパー斜面だらけ。滑りたーい

北側。帰りは左の尾根を越えてきまーす


南斜面を覗くと崖でした。爆風が吹き上がります。
山頂で記念写真を撮り終わると、せっかちさんが
「さっ、降りましょう、こんな所に長居は無用です」だってさ

広大な北東ボウルを滑ります。。

テレには最高の斜面です。

4時間かけ登ってゲットしたこの最高斜面を
なぜかダメ父が尻滑りで降りてきます。???

金具がもげるという重大インシデント発生。
ねじ穴が腐って馬鹿になっちゃってます。
木でできたスコッテーボブの宿命でしょうか。
しかしこんな山奥でそれはないでしょう。応急処置はしますが
帰れるか不安です。

こんなヒャッホー斜面でも尻滑りで降りています。合掌
帰りも熊の巨大足跡を発見。一刻も早くこの場から離れたい。
が、板もげた人がいる・・・・
強風やら、板モゲルやら、なんだかんだで昼飯3時に食う。

モゲ板をだましだまし履いてようやく最初の川に出る。
もう雪がほとんどない。

相当疲労とショックが大きいようです。

ただでさえ深い山なのに最奥部で板もげるという重大インシデント発生には参りました。ハイシーズンだったら戻ってこれなかったかも。
登り返しルートでなくてよかったです。
ヒモで応急処置しましたが、針金があれば更によかったと思います。
普段ゲレで使っていない道具を山に持っていくのはリスクがあることを思い知りました。
今回も勉強になりました。生きた教材を提供してくれてダメ父サンクス。


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